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2020-12-30

【出演情報】B&B 鴇田智哉×永井祐×佐藤文香 「俳句と短歌 わたしたちの世界の要素」 『エレメンツ』(素粒社)『広い世界と2や8や7』(左右社)刊行記念

2021年2月13日(土)、鴇田智哉さんと永井祐さんの刊行記念イベントで司会をします。

鴇田智哉×永井祐×佐藤文香
「俳句と短歌 わたしたちの世界の要素」
『エレメンツ』(素粒社)『広い世界と2や8や7』(左右社)刊行記念

以下、B&Bの告知文です。オンラインでもご視聴いただけますので、よろしければどうぞ。

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2020年、日本語定型詩の未来を切り拓く句集と歌集が刊行されました。

鴇田智哉『エレメンツ』は、田中裕明賞受賞作『凧と円柱』より6年ぶりの第3句集。自動記述的な実験作や、出身地である上総の方言による連作などを含む”大規模”といえる一冊です。わたしたち読者は、鴇田智哉という作家の組成を理解しながら、日本語表現の可能性に出会うことができます。

永井祐『広い世界と2や8や7』は、口語短歌の文体を更新した『日本の中でたのしく暮らす』より9年ぶりの第2歌集です。現在を軸として内容と形式がグルーヴを成す永井の作品は、わたしたちの暮らしに別の光を当て、平熱の切なさとユーモアをもたらします。

この2冊に収録された個々の作品と、句集/歌集を編むうえでお二人が試みたことをもとに、日本語定型詩のこれからの話をしましょう。視野の定め方や時制の表現、数詞の扱いなども手がかりとなりそうです。俳句実作者・短歌読者の佐藤文香が聞き手をつとめます。俳句・短歌の実作者・読者の方はもちろん、日本語や表現にご興味のある方はどなたでもご視聴ください。

いうれいは給水塔をみて育つ

草の穂ははるかな舟を患へり

たくたくと鳴るのも檸檬きみどりの

tttふいにさざめく子らや秋

海苔あぶる額に海苔の風が来る

星が流れると誰かの目にかはる

あらすぢが見ゆ河骨のあかるみに

        鴇田智哉『エレメンツ』より

よれよれにジャケットがなるジャケットでジャケットでしないことをするから

寝てしまうならすぐに帰ればよかったな 飛行機と公園の一日

メールしてメールしている君のこと夕方のなかに置きたいと思う

セロテープカッター付きのやつを買う 生きてることで盛り上がりたい

遠くにあるたのしいことの気配だけ押し寄せてきてねむれない夜

                   永井祐『広い世界と2や8や7』より

(文と選 佐藤文香)

詳しくは→こちら

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