2020-10-05
梅田 蔦屋書店「はじめての詩歌 vol.2」『君に目があり見開かれ』も置いていただいています。
梅田蔦屋書店 文学フロアにて、フェア「はじめての詩歌 vol.2」開催中です(9/7~10/18)。
去年は私も参加して西東三鬼『神戸・続神戸』(新潮文庫)をオススメしたこのフェア、2回目の今回は木下こうさんにオススメしていただき、『君に目があり見開かれ』(港の人)を置いていただいています。
木下こう歌集『体温と雨』(砂子屋書房)は本当に好きな歌集で何度も読みました。
かんたんな気持ちで見知らぬ町に行き樹下をすぎゆくバスに乗りたし 木下こう
きらめきはかたちだらうかひらくやうにあふれだしても水はさみしい
着脱は貧のしづけさグラニュー糖の器(うつは)のよこにてぶくろを置く
打ちみづのそののちのやうな夏服の 駅がみえれば人によりそふ
約束は夜を音楽圏にして眠らぬままのあらゆるくぼみ
そんな木下さんにオススメしていただけたのがすごく嬉しいです。『体温と雨』は去年私家再版されたものが、現在店頭に並んでいます。お買い上げがまだの方は、この機会にぜひ。
→木下こう歌集『体温と雨』私家再版について(牛隆佑さんのブログ)
川柳では樋口由紀子さんのオススメ、そして編著『金曜日の川柳』(左右社)も。
お近くにお住まいの方はぜひお立ち寄りください。
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