2022-04-06
【情報まとめ】2022.3~4 『水の歳時記365日』、Edge 「No.107 無数の声に紛れよ 歌人・山田航」、「俳句界」2022.4など
●『水の歳時記365日』(俳句αあるふぁ編集部編・毎日新聞出版)に佐藤の作品も『海藻標本』から二句、
ヨットより出でゆく水を夜といふ
標本へ夏蝶は水抜かれゆく
を収録していただいてます。奇しくもどちらも夏、しかも複合動詞として「ゆく」を用いた句で、自分の”水”観が浮き彫りになった恰好です。句材としての「水」はかなり好きなので、今後も書くでしょう。
カラー写真満載、手に取りやすいコンパクトサイズで、有名句から新しい作家の作品まで、毎日一句が解説付きで楽しめる一冊。川上弘美さんの理系エッセイも刺激的です。よろしければお手元に。
●Edge 「No.107 無数の声に紛れよ 歌人・山田航」のレビューを書きました。
一足先に番組を拝見し、気付いたら全部文字起こししていました。山田さんといえば『桜前線開架宣言』の印象がつよいかもしれませんが、短歌のつくり手としての新たな面白さを見つけていただければと思います。
→Edge 「No.107 無数の声に紛れよ 歌人・山田航」
●「俳句界」2022.4 特集「二句一章のドラマ」に寄稿しています。私は〈星空のなかを月行く凍豆腐(村上鞆彦)〉について、定義の先をゆく可能性を捉えたいという気持ちで書きました。
●紀伊國屋書店国分寺店 岸本佐知子さんによる選書フェア「声が聞こえてくるような本フェア」に、『そんなことよりキスだった』(左右社)も並べていただきました。『菊は雪』とのギャップがすごいですが、どちらも私の本です。笑
●茶道雑誌「なごみ」4月号、編集部のおすすめ本として『菊は雪』をご紹介いただきました。
自分の句集ながら、装幀がお茶に合いそう、と思いました。
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