toggle
2021-03-28

【掲載情報】『フルーツポンチ村上健志の俳句修行』(春陽堂書店)に小部屋句会「俳句らしくない句を」が収録されています。

『フルーツポンチ村上健志の俳句修行』(春陽堂書店)に、私が司会進行をしていた小部屋句会での句会も収録されています。タイトル「俳句らしくない句を」は、たまたまその日のお題が「俳句かどうか分からない句」だったためで、普段からそれを標榜している句会、というわけではありません(為念)。私自身は現在小部屋句会の運営を退いているのですが(アメリカに行く予定だったので)、いい思い出になりました。

  らしくない君と刈田の道歩く  高野恵

web連載中に読めたものと読みそびれたものがあったので、書籍化が嬉しいです。まだ全部読めてはいないのですが、この本のよさは村上さんが非常に内省的で、簡単にわかった気にならずに考え続けるところにあると思います。これは、文学に立ち向かう人の気概のあり方です。

俳句のことはよく分からないままである。よく分からないけど、やはり俳句はなんか良い。思い違いかもしれないが「なんか良い」という、心から離れない景色や現象を言葉にして分かってもらおうとする。その「なんか良い」を分かってくれようとする人たちがいる。分析や技術的なアプローチでその「なんか良さ」の正体に近づこうとする。そして結局「なんか良い」と話を終えるのだ。 ーー「はじめに」より

「なんか良い」と思ったことを、「なんか良さ」のままにしておける人は、信頼に足る、そう思いませんか。
私は連載中の早い段階でお声をかけていただいたので、修行後の村上さんとあらためてお話したいなと思っています。

  写真立ての裏映す窓雪の夜  村上健志

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です