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2016-01-03

【掲載情報】「曾根毅『花修』を読む 23 永久らしさ」を書きました。


俳句新空間にアップされました。元日からありがとうございます。

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【曾根毅『花修』を読む 23 】 永久らしさ / 佐藤文香

以下、ちょっと引用

  いつまでも牛乳瓶や秋の風

 そこに白い液体が入っているあいだは、液体の白を透かすそれも含めて牛乳と呼ばれていたのだが、私が液体の方を飲み終えると、それは牛乳全体のうちの一部ではなく牛乳瓶として独立し、返却してリサイクルなどされない限り、つまりはここにある限り、いつまでも牛乳瓶と呼ばれ牛乳瓶であり続ける。
 秋風がゆくとき、瓶には口があるので、それに触れてゆく。すでに疲労したガラスに少し入り込みがちな牛乳の動物的な匂いがあるとすれば、風はそれを巻き込んでゆくだろう。

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