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2015-12-28

旭川東高校文芸部ブログが熱いぞ


旭川東高校文芸部ブログ『海藻標本』『君に目があり見開かれ』を読む

旭川東高校の柳元佑太さんと広島高校の吉川創揮さんが、私の句集を読んでくれました。
メールで対談したそうです。
本気で向き合ってくれているのが伝わってきて胸熱です。

以下、引用。

○セーターをたたんで頬をさはられて
○さしあたりぬくし押し倒されやすし
○Tシャツをまた着て幸せな一日
この辺りも興味深い。すごく際どいラインを詠んでる。受け身な、弱さや脆さみたいなものを感じる。三句目は読みに自信がないからここに入れてよいのかわからないけど、一日に何度も、好きな人と行為をしている日曜日みたいな感じがするし。そう読むと「幸せな一日」のフレーズが、自分に言い聞かせるような感じにもとれる。(柳)

〇やはやはの毛布を干せばかなしみの
「ば」の接続の流れを無視したように出てくる下五の「かなしみの」の唐突さ、最後に持ってくることによって生まれる言葉の重みが、なにか言いたくて伝えたくてしかたがない、そんな衝動、切実さを生んでる、と思う。
と、同時にその唐突さ、文体の不安定さで読者の中で完全に意味が通らないことによって、「かなしみの」がズバッと心に切り込んできても、一句全体は心の中で完全に着地できない。
だから、読者の感覚に句は響くんだけど、説得はできないから、悲しみのどん底にいるような、もう絶望しかないようなそんな深刻さを読者は印象として持たないのかな。
思考じゃなく、感覚が句にと共鳴するというか。(吉)

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